新築のエアコン穴開けはいつする?気密性への影響や・費用・注意点を解説


新築の場合、エアコンの穴開けはいつが最適なのかな?



時期もだけど、注意することもあれば知りたい!
新築で家を建てる際、このような疑問を持つ方は少なくありません。
エアコンの穴開けは、一度開けると簡単にはやり直せないため、タイミングや位置を慎重に決めることが大切です。
とくに高気密・高断熱住宅では、施工方法によって住まいの性能にも影響する可能性があります。
この記事では、新築住宅のエアコン穴開けの最適なタイミングや気密性への影響、費用の目安、失敗しないためのポイントを詳しく解説します。
さらに業者選びのコツも紹介するので、これから新築でエアコン計画を立てる方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
・新築エアコンの穴開けをするタイミング
・新築のエアコン穴開けが気密性に与える影響と対策
・新築エアコンの穴開け位置を決める際の注意点
・新築エアコンの穴開け費用の相場
・新築エアコンの穴開けで失敗しないための業者選び
新築エアコンの穴開けはいつ行うべき?
新築でエアコンの穴を開けるタイミングは、大きく分けて次の2つです。
- 建築中に穴を開ける「先行スリーブ工事」
- 引き渡し後に穴を開ける「後付け工事」
結論からいうと、高気密・高断熱住宅の場合は、建築中に工事を行う「先行スリーブ工事」がおすすめです。
構造部分や断熱材の位置を確認しながら施工できるため、気密性や断熱性への影響を最小限に抑えられます。



ただし、家の間取りやライフスタイルによって最適な方法は異なるよ!
まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
建築中に穴を開ける「先行スリーブ工事」のメリット・デメリット
建築中にあらかじめ壁へ穴を開けておく方法を、「先行スリーブ工事」といいます。
この方法の最大のメリットは、施工ミスのリスクを減らせることです。
柱や筋交い、断熱材の位置を確認しながら工事を進められるため、住宅の性能を維持しやすくなります。
また、配管を壁の中に通せるケースもあるため、外観がすっきりとした印象になるのもメリットです。
主なメリット
- 柱や筋交いを避けて施工できる
- 断熱材や防湿シートを傷つけにくい
- 気密処理を行いやすい
- 配管をきれいに収めやすい
- 入居直後からエアコンを使用できる
引用元:エーアイデザイン
デメリット
- エアコンの設置場所が固定される
- 家具の配置変更に対応しにくい
- エアコンの機種変更時に位置が合わなくなる可能性がある
後悔を防ぐためには、設計段階からエアコンの設置場所や室外機の位置、配管経路、コンセントの位置などをまとめて検討しておきましょう。
入居後に穴を開けるメリット・デメリット
入居後に穴を開ける方法は、「実際の暮らしに合わせて決めたい」という方に向いています。
生活動線や家具の配置を確認してから工事を行えるため、後悔しにくい点が魅力です。
メリット
- 家具の配置に合わせて設置できる
- エアコンの機種を自由に選べる
- 実際の生活スタイルを反映できる
- 必要な部屋だけ工事できる



ただし、入居後に穴を開ける方法には注意点もあるよ!
後から壁に穴を開ける場合、柱や筋交いなどの構造部分を傷つけるリスクがあるためです。
また、施工方法によっては気密性や断熱性が低下し、壁の内部で結露が発生する可能性もあります。
だからこそ、家電量販店や電気工事業者に依頼する際は高気密・高断熱住宅の施工経験が豊富な会社を選ぶようにしましょう。
おすすめのタイミングは上棟後から内装工事前
新築住宅で一番おすすめなのは、上棟後から内装工事前までのタイミングです。
この時期であれば、柱や筋交い、断熱材の位置を確認しながら工事を進められます。
また、ハウスメーカーや工務店との打ち合わせもスムーズに進められるため、気密性や断熱性を維持しやすくなります。
後悔を防ぐためには、エアコン本体だけではなく、次のポイントも一緒に決めておくことが大切です。
- 室内機の設置位置
- 室外機の設置場所
- コンセントの位置
- 配管の経路
- 化粧カバーの有無
「エアコンは入居直前に考えれば大丈夫」と思われがちですが、実際には家づくりの早い段階から検討しておくことをおすすめします。
新築のエアコン穴開けが気密性に与える影響と対策
「エアコンの穴を開けると気密性が下がる」と聞いて、不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、穴を開けること自体が問題なのではありません。
重要なのは、適切な方法で施工されているかどうかです。
きちんと気密処理を行えば、大きな問題が発生する可能性は低いでしょう。
一方で、施工方法を誤ると、隙間風や壁内結露、カビなどの原因になることもあります。
ここでは、気密性が低下する原因と具体的な対策を解説します。
気密性が低下する原因
エアコンの穴開けによって気密性が低下する主な原因は、次の3つです。
- 防湿シートの破損
- 断熱材の欠損
- 配管周辺の隙間の発生
壁の内部には、断熱材だけでなく、防湿シートも施工されています。
エアコンの配管を通すために壁へ穴を開けると、防湿シートにも切れ目が入ります。
ここを適切に処理しないまま配管を通すと、外気や湿気が入り込み、気密性能が低下してしまうのです。
また、木造住宅では柱や筋交いなどの構造材にも注意しなければなりません。
誤った位置に穴を開けると、住宅の耐震性能に影響する可能性があります。



図面上では問題がなくても、実際の施工現場では想定とは異なる位置に構造材が入っていることもあるため、慎重な確認が必要です。
壁内結露やカビが発生する理由
気密性が低下すると、壁の内部に外気や湿気が入り込みやすくなります。
すると、壁の内部で温度差が生じ、水滴が発生する「壁内結露」が起こることがあります。
壁内結露が長期間続くと、次のようなトラブルにつながる可能性も…
- カビが発生する
- 木材が腐食する
- 断熱性能が低下する
- ダニが繁殖しやすくなる



小さな穴だからといって油断しないで!!
わずかな隙間でも、住宅全体の性能に影響を与えることがあるため注意が必要です。


気密性を落とさないための対策
気密性を守るために最も重要なのは、穴開け後の処理を丁寧に行うことです。
具体的な対策方法方法
- 気密スリーブを使用する
- 気密パッキンを使用する
- 発泡ウレタンで隙間を埋める
- 気密テープで固定する
- 住宅会社と連携して工事を進める
特に、配管の貫通部分は丁寧に処理する必要があります。
気密パッキンや発泡ウレタンを使用し、隙間をしっかり埋めることで、気密性能の低下を防ぎやすくなります。
業者へ依頼する際は、「エアコンの貫通部分は気密施工をお願いします」と一言伝えておくと安心です。
また、高気密・高断熱住宅の場合は、気密測定(C値測定)を実施している工務店や、高性能住宅の施工経験が豊富な専門業者へ依頼することをおすすめします。
新築エアコンの穴開け位置を決める際の注意点
エアコンの穴開け位置は、見た目だけで決めてはいけません。
位置を誤ると、冷暖房の効率が下がったり、メンテナンスが難しくなったりするだけでなく、住宅の性能にも影響する可能性があります。
また、一度穴を開けると簡単には元に戻せないため、慎重に検討することが大切です。
ここでは、位置決めの際に確認しておきたいポイントを紹介します。
柱や筋交いを傷つけないようにする
最も重要なのは、柱や筋交いを避けて穴を開けることです。
筋交いは建物を支える重要な構造部分のため、誤って傷つけてしまうと耐震性能に影響する可能性があります。
まずは図面を確認し、柱や筋交いの位置を把握しましょう。
ただし、図面だけでは実際の構造を完全に把握できないこともあります。
そのため、不安な場合は「下地探知器」を使い、壁の内部を確認してもらうのがおすすめです。



可能であれば工事に立ち会い、実際にどこへ穴を開けるのかを確認しておくと安心だよ!
室外機の位置を考慮する
エアコンの穴開け位置は、室外機の設置場所も考慮しながら決めることが大切です。
特に確認しておきたいポイント
- 十分な設置スペースがあるか
- 直射日光が当たりすぎないか
- 配管が長くなりすぎないか
- メンテナンスしやすいか
- 運転音が気にならないか
例えば、室外機を屋根の上へ設置すると、振動や運転音が室内に伝わりやすくなる場合があります。
多少配管が長くなったとしても、地面へ設置したほうが快適に過ごせるケースも少なくありません。
また、外壁に取り付ける化粧カバーの色や、ドレン管の位置もあわせて確認しておきましょう。
ドレン管を地面に近づけすぎると、虫が侵入する原因になることもあります。
室内機の高さや家具の配置を確認する
室内機の位置を決める際は、家具の配置も考慮することが大切です。
例えば、次のような点を確認しておきましょう。
- ベッドに風が直接当たらないか
- ソファの位置と重ならないか
- カーテンレールと干渉しないか
- 照明器具との距離は十分か
また、室内機を設置する高さにも注意が必要です。
天井との距離が近すぎると、配管をきれいに収められず、エアコンを設置できない場合があります。



購入予定の機種が決まっている場合は、必要な寸法を事前に確認しておこいてね!
配管ルートはできるだけ短くする
配管ルートは、できるだけ短くすることをおすすめします。
配管が長くなると、次のようなデメリットが生じる可能性があります。
- 冷暖房効率が低下する
- 電気代が高くなる
- 工事費用が高くなる
- 外観が悪くなる
そのため、室内機と室外機はできるだけ近い位置に配置するのが理想です。
間取りを考える段階から配管ルートまでイメージしておくことで、見た目と機能性の両方を満たしやすくなるでしょう。
新築エアコンの穴開け費用はいくら?
新築でエアコンの穴開けにかかる費用は、壁の材質や施工方法によって異なります。
一般的な木造住宅の場合、穴開け費用の目安は1か所あたり5,000円〜10,000円程度です。
ただし、高気密住宅で気密処理を行う場合や、コンクリート壁など特殊な施工が必要な場合は、追加費用が発生することがあります。
費用相場
エアコンの穴開け費用は、壁の材質によって変わります。
| 壁の種類 | 穴開け費用の目安 |
| 木造・モルタル壁 | 約5,000円〜1万円 |
| ALC壁 | 約1〜2万円 |
| コンクリート壁 | 約1万5,000円〜3万円 |
一般的な戸建て住宅では木造住宅が多いため、基本的には1カ所5,000円〜10,000円程度で考えておくとよいでしょう。
追加費用が発生しやすいケース
新築住宅の場合、単純に穴を開けるだけではなく、住宅性能を維持するための追加施工が必要になることがあります。
例えば、以下のようなケースです。
- 高気密住宅で気密処理を行う
- コンクリートなど硬い壁
- 配管が長くなる
- 室外機を特殊な場所へ設置する
特に高気密・高断熱住宅では、穴を開けた部分から空気が漏れないよう、気密スリーブや発泡ウレタンなどを使用した処理を行うことがあります。
エアコンの穴開けは、安さだけで選ぶことはおすすめできません。
特に新築住宅では、穴を開けた後の気密処理や断熱処理が重要です。
数千円の費用差よりも、住宅の性能を維持できる施工かどうかを優先しましょう。
新築エアコンの穴開けで失敗しないための業者選び
エアコンの穴開けは、どの業者に依頼するかによって仕上がりが変わります。
特に新築住宅では、ただ穴を開けるだけではなく、気密性や断熱性を維持するための施工が重要です。
そのため、価格だけで判断するのではなく、住宅の構造や性能を理解している業者を選ぶことが大切です。
ハウスメーカーや工務店
新築住宅の場合、最も安心感があるのはハウスメーカーや工務店へ依頼する方法です。
家の構造や断熱仕様を把握しているため、柱や筋交いの位置を確認しながら施工できます。
また、高気密・高断熱住宅の場合でも、住宅性能を維持するための気密処理について相談しやすい点がメリットです。
主なメリット
- 家の構造を把握している
- 柱や筋交いを避けて施工しやすい
- 気密処理に対応しやすい
- 保証内容を確認しやすい
★住宅ローンにも組み込めるというメリットも!
一方で、家電量販店などと比べると費用が高くなる場合があります。
ただし、新築住宅では施工後のトラブルを防ぐ意味でも、安心感を重視する方にはおすすめです。




電気工事業者
家の電気工事を担当した業者や、工務店が提携している電気工事業者へ依頼する方法もあります。
新築時の配線工事などを担当している場合、住宅の構造や電気設備の位置を把握しているため、スムーズに施工できます。
特に高気密住宅では、次のような施工に対応できるか確認しておくと安心です。
- 貫通部分の気密処理
- 防湿シートの補修
- 構造材の位置確認
- 適切な配管処理
家電量販店
エアコン購入と同時に工事を依頼できるため、手軽なのが家電量販店です。
費用を抑えやすい点はメリットですが、新築住宅の場合は施工内容を契約前に確認しておきましょう。
特に、高気密・高断熱住宅では、一般的なエアコン工事とは異なる気密処理が必要になる場合があります。
依頼する際は、
- 高気密住宅であることを伝える
- 気密処理に対応できるか確認する
といった点を確認しておくと安心です。
専門業者
高気密・高断熱住宅の場合は、住宅性能に詳しい専門業者へ依頼する方法もあります。
特に、気密施工や高性能住宅の施工経験がある業者であれば、住宅の性能を維持した工事が期待できます。
業者選びでは、次のポイントを確認しましょう。
- 高気密住宅の施工経験があるか
- 貫通部分の気密処理に対応しているか
- 下地探知器などで構造材を確認しているか
- 施工実績が豊富か
- 保証制度が整っているか



業者へ見積もりを依頼するときは、金額だけでなく工事内容も確認することが大切!
新築住宅では、数千円の費用差よりも、家の性能を維持できる施工かどうかが重要です。
契約前に「どのような処理を行うのか」を具体的に確認し、納得できる説明をしてくれる業者を選びましょう。
新築のエアコン穴開けはタイミングと気密対策が重要!
新築のエアコン穴開けは、設計段階から位置や施工方法を検討しておくことが大切です。
建築中の先行スリーブ工事であれば、柱や筋交いを避けながら施工しやすく、気密性も維持しやすくなります。
また、引き渡し後に穴を開ける場合は、高気密住宅に対応できる業者を選び、適切な気密処理を行うことが重要です。
エアコンの穴開けは小さな工事に見えますが、住宅性能や暮らしやすさに関わる大切なポイントです。
費用だけで判断せず、家の性能を守れる施工かどうかを確認し、後悔のないエアコン計画を立てましょう。
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