上吊り引き戸は後悔するの?デメリットや費用・後悔しない選び方を解説


上吊り引き戸は見た目がすっきりしていいなと思ってるんだ!



でもネットでは、「後悔した」って出てくるよね…。実際どうなんだろうね?
このように、上吊り引き戸を検討しているものの、「本当に採用して大丈夫なの?」と悩んでいる方は少なくありません。
上吊り引き戸は、床にレールがないため見た目がすっきりして掃除しやすく、バリアフリーにも適した人気の建具です。
一方で、設置場所や使い方によっては「音漏れが気になる」「費用が高かった」など、後悔につながるケースも…。
そこでこの記事では、上吊り引き戸で後悔するといわれる理由やデメリット、メリット、費用相場、後付けの可否、後悔しないためのポイントまで分かりやすく解説します。
・上吊り引き戸について(普通の引き戸との違いも)
・上吊り引き戸で後悔するといわれる6つの理由とデメリット
・上吊り引き戸のメリット
・上吊り引き戸の費用相場(一般的な引き戸との違いも)
・上吊り引き戸は後付けできるのかどうか
・上吊り引き戸で後悔しないためのチェックポイント
・上吊り引き戸を設置するのにおすすめの場所
上吊り引き戸ってどんな引き戸?普通の引き戸との違い
上吊り引き戸とは、ドアを上部のレールで支える引き戸のことです。
一般的な引き戸は床にもレールがあり、ドアを上下で支える構造ですが、上吊り引き戸は床にレールがありません。
引用元:WOODONE
そのため、見た目がすっきりするだけでなく、掃除のしやすさやバリアフリー性の高さから、新築住宅でも採用されるケースが増えています。
一方で構造の違いから、一般的な引き戸にはない特徴や注意点もあります。
上吊り引き戸と一般引き戸の違い
| 項目 | 上吊り引き戸 | 一般的な引き戸 |
| 床レール | なし | あり |
| 掃除のしやすさ | ◎ | △ |
| バリアフリー性 | ◎ | ○ |
| 遮音性・気密性 | △ | ○ |
| 費用 | やや高め | 比較的安い |
上記のように、上吊り引き戸には多くのメリットがあります。
ただ、採用する際はデメリットも理解しておくことが大切です。
上吊り引き戸で後悔するといわれる6つの理由とデメリット
上吊り引き戸で後悔したという声の多くは、「上吊り引き戸だから失敗した」というよりも、特徴を十分に理解しないまま採用したことが原因です。
ここでは、後悔したという声が多い6つのデメリットを紹介します。


開閉するときの音が思ったより気になる
上吊り引き戸は、開閉時に戸車がレールの上を動く構造のため、製品や施工状況によっては「ガラガラ」「コロコロ」といった音が気になることがあります。
特に静かな夜間や寝室の近くでは、想像以上に開閉音が響くと感じる方もいます。
ただし、最近はソフトクローズ機能や静音設計を採用した商品も増えており、製品選びによって音を軽減することが可能です。
扉の下から音や空気が漏れる
上吊り引き戸は床にレールがないため、扉の下や周囲にわずかな隙間ができます。
そのため、
- テレビや会話の音
- トイレの音
- キッチンのにおい
- エアコンの冷気・暖気
などが漏れやすく、「もっと部屋をしっかり仕切れると思っていた」と後悔するケースがあります。



特に寝室や書斎、トイレなど、静かさやプライバシーを重視する場所では注意してね!
ドアが揺れやすく感じる
上吊り引き戸は床で支えるレールがないため、開閉時にドアが少し揺れることがあります。
安全性に問題があるわけではありませんが、「思ったよりぐらつく」と感じて不安になる方もいるのは事実です。
揺れを抑えるために、床側に「振れ止め」と呼ばれる小さな金具をつけることもできますが、完全に揺れをゼロにするのは難しいです。
後から「思っていたのと違う」と後悔しないためにも、設置前に実物を触らせてもらって揺れ具合を確認しておくようにしましょう。
壊れたときに修理費が高くなることがある
上吊り引き戸は、
- 吊り戸車
- 上部レール
- 金具
などの部品で支えられています。
長年使うと部品が摩耗し、調整や交換が必要になる場合があります。
一般的な引き戸でもメンテナンスは必要ですが、上吊り引き戸は専用部品を使用することもあるため、修理費がやや高くなるケースがあります。



部品を取り寄せる手間や時間がかかることもあるみたいだよ。
とはいえ、通常の使い方であれば頻繁に故障するものではないので、過剰に心配する必要はないでしょう。
設置費用が一般的な引き戸より高くなりやすい
上吊り引き戸は、専用レール・金具・ソフトクローズ機能などが採用されることも多く、一般的な引き戸より価格が高くなる傾向があります。
建具本体だけでなく施工費も含めると、予算オーバーになるケースもあるため、事前に見積もりを確認しておくことが大切です。
設置できる場所が限られる
上吊り引き戸は、扉の重さを上部のレールだけで支える構造のため、設置できる場所が限られる場合があります。
特に、レールを取り付ける天井や壁には十分な強度が必要です。
そのため、壁の強度や下地の位置、開口部のスペースなどの条件を満たしていないと設置できなかったり、補強工事が必要になったりすることがあります。




上吊り引き戸のメリット
ここまでデメリットを紹介しましたが、上吊り引き戸にはメリットもあるため、多くの新築住宅で採用されています。
「後悔した」という声だけで判断するのではなく、メリットも踏まえたうえで、自分のライフスタイルに合うかを考えることが大切です。
床にレールがなく掃除しやすい
上吊り引き戸の最大のメリットは、床にレールがないため掃除がしやすいことです。
一般的な引き戸では、床のレールにホコリや髪の毛が溜まりやすく、こまめな掃除が必要になります。
一方、上吊り引き戸は床がフラットなため、掃除機やフローリングワイパーをかけやすく、お手入れの手間を減らせます。
特に、小さな子どもがいる家庭やペットを飼っている家庭では、清潔な状態を保ちやすい点が魅力です。



ちなみにわが家は掃除のしやすさを一番に考えて、引き戸は全て上吊りにしたんだけど、ロボット掃除機との相性も抜群で助かってる!
バリアフリーに向いている
上吊り引き戸は床にレールがないことで、段差につまずく心配が少なくなります。
そのため、
- 小さな子ども
- 高齢者
- 車椅子を利用する方
がいる家庭には特に適しています。
将来を見据えた住まいづくりを考えている方にも、上吊り引き戸は選ばれることが多い建具です。
見た目がすっきりしておしゃれ
床にレールがない分、空間全体がすっきりとした印象になります。
最近の新築住宅では、シンプルで開放感のあるデザインが人気ですが、上吊り引き戸はその雰囲気と相性抜群です。
特に、
- ナチュラルテイスト
- 北欧風
- ホテルライク
- モダンデザイン
などのインテリアを考えている方から人気があります。
上吊り引き戸の費用相場(一般的な引き戸との違いも)
上吊り引き戸を検討するうえで、多くの人が気にするのが費用ではないでしょうか。
一般的な引き戸より高いというイメージがあると思いますが、実際には製品のグレードやサイズ、オプションの有無によって価格は大きく変わります。
ここでは、おおよその費用相場を紹介します。
新築の場合の費用目安(1枚あたり)
| 種類 | 費用目安 | 備考 |
| 上吊り引き戸 | 【新築】20万〜40万円 【リフォーム】8万〜35万円 ※デザイン性の高い商品や大型サイズ、ガラス入りのデザインなどを選ぶと、さらに価格が高くなる場合があります。 | レール・金物が高く、大工工事もしっかり |
| 一般的な引き戸 | 【新築】10万〜25万円 【リフォーム】5万〜20万円 | 標準的な室内ドア・クローゼット等 |
費用に差が出る主な理由
- 専用のレールや金具を使用するため:上吊り引き戸は扉を上から支えるため、専用の部材が必要。
- 壁や天井の補強が必要になる場合があるため:リフォームなどでは、扉の重さを支えられるよう補強工事が必要になることがある。
- 工事内容によって費用が変わるため:壁を壊したり、引き戸を収納するスペースを新たにつくったりする場合は、その分費用が高くなる。
- 選ぶ商品の仕様によって価格が異なるため:デザイン性の高いものや、防音・断熱性能のある商品を選ぶと費用が上がる傾向あり。
上吊り引き戸は後付けできる?工事内容や注意点
「今の家の引き戸を、あとから上吊りタイプに変えたい」という方もいるでしょう。
結論から言うと、上吊り引き戸は後付けすることが可能です。



ただし、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
後付けできるケース
次のような条件を満たしていれば、比較的スムーズに後付けできる可能性があります。
- 上部に十分な強度がある
- ドアを引き込むための壁がある
- 開口部のサイズに合う製品がある
リフォーム会社や工務店に現地調査を依頼すれば、設置可能かどうか判断してもらえます。
後付けが難しいケース
一方で、次のような場合は工事が難しくなることがあります。
- 上部に下地や梁がない
- 壁の補強工事が必要
- ドアを収納するスペースがない
- 間取りの変更を伴う
このような場合は、追加工事が必要になり、費用も高くなる可能性があります。



見積もりの際には、費用だけでなく工事にかかる日数もあわせて確認しておくと、後悔のない計画が立てやすくなります。
後付け前に確認したいポイント
後付けで後悔しないためには、以下の点を確認しておきましょう。
- 設置したい場所に十分なスペースがあるか
- 工事費を含めた総額はいくらか
- メンテナンスや保証内容は充実しているか
- ソフトクローズ機能が必要か
現地調査の段階で疑問点をすべて解消しておくことで、施工後のトラブルを防ぎやすくなります。



言った言ってないトラブル防止のために、打ち合わせ内容は録音やメモを徹底しましょう!※録音はちゃんと許可をとってね。
上吊り引き戸で後悔しないためのチェックポイント
上吊り引き戸は、特徴を理解したうえで採用すれば、掃除のしやすさやデザイン性など多くのメリットを感じられる建具です。
一方で、設置場所や施工方法によっては、「思っていたより音が気になる」「追加工事で費用が高くなった」と後悔するケースもあります。



ここまでの内容を踏まえて、上吊り引き戸を設置する前に確認しておくべきポイントを5つ紹介します。
設置したい場所は音やすきま風が気にならないか
上吊り引き戸は構造上、扉の下や周囲にわずかな隙間ができます。
そのため、一般的な引き戸や開き戸と比べると、音やにおい、冷暖房の空気が漏れやすい傾向があります。
リビングや洗面所ではあまり気にならないことが多いですが、寝室や書斎、トイレなど静かな環境を重視する場所では慎重に検討しましょう。
天井や壁に十分な強度があるか
上吊り引き戸は扉の重さを上部だけで支えるため、レールを取り付ける天井や壁には十分な強度が必要です。
新築であれば設計段階で補強できますが、リフォームで後付けする場合は、壁の中に補強がなく追加工事が必要になることもあります。



施工依頼の前に現地調査を行い、設置できるかどうかを確認してもらうと安心だよ。
ソフトクローズ機能が付いているか
開閉音が気になる方は、ソフトクローズ機能付きの商品を選ぶのがおすすめです。
ソフトクローズ機能があれば、ドアが閉まる直前にブレーキがかかり、静かに閉まるため、
- 開閉音を軽減できる
- 指を挟みにくい
- ドアへの衝撃を抑えられる
といったメリットがあります。
毎日使う建具だからこそ、使い心地にもこだわると満足度が高まります。
複数の業者から見積もりを取って比較したか
上吊り引き戸は、商品価格だけでなく施工費やオプション費用によって総額が大きく変わります。
だからこそ1社だけで決めるのではなく、複数の業者から見積もりを取り、
- 本体価格
- 施工費
- オプション費用
- 保証内容
などを比較してから依頼すると、納得のいく選択がしやすくなります。



新築でもリフォームでも必ず住宅会社や施工会社は複数社比較してね!
工事が始まってから追加費用が発生すると、当初の予算をオーバーしてしまうこともあるため、見積もりの段階で、
- 補強工事の有無
- 追加費用が発生する可能性
- 工事期間
まで確認しておくことが大切です。



この5つを一つずつ確認することで、「思っていたのと違った」という後悔を大きく減らせます。
可能であれば、ショールームやモデルハウスで実際の開閉音や使い心地を体感してから判断すると、より満足度の高い住まいづくりにつながるでしょう。
上吊り引き戸はどんな場所におすすめ?
上吊り引き戸は、設置する場所によって使い勝手が大きく変わります。
そのため、見た目の良さだけで選ぶのではなく、それぞれの部屋の用途に合っているかを考えることが大切です。
特におすすめの場所:リビングとダイニングの間仕切りやパントリー、クローゼットなど
床にレールがないため掃除がしやすく、開け放つと空間が一体化して広く見えるのも魅力です。
また、開き戸のように扉を開閉するためのスペースが必要ないため、前に家具や荷物があっても使いやすいでしょう。
一方で、寝室や書斎、トイレなど静けさやプライバシーを重視する場所への設置は慎重に検討することをおすすめします。
上吊り引き戸は構造上、音やにおい、冷暖房の空気が漏れやすいため、一般的な引き戸や開き戸の方が適している場合があります。
また、洗面所や脱衣所への設置も人気ですが、湿気による建具への影響や、着替え中の音や気配が伝わりやすい点には注意が必要です。
上吊り引き戸で後悔しないためには、それぞれの部屋で何を優先したいのかを考え、特徴と設置場所が合っているかを確認してから採用しましょう。
上吊り引き戸で後悔しないためには特徴を理解して自宅に合うか判断しよう
上吊り引き戸は、床にレールがないことで掃除がしやすく、バリアフリー性やデザイン性にも優れた人気の建具です。
一方で、音や空気が漏れやすいことや、設置場所によっては使い勝手が変わること、後付けでは追加工事が必要になる場合があるなど、事前に知っておきたいデメリットもあります。
後悔しないためには、メリット・デメリットを比較したうえで、設置場所やライフスタイルに合っているかを確認することが大切です。
また、費用や工事内容、必要に応じた補強工事の有無も事前に把握しておくと、完成後の「思っていたのと違った」を防ぎやすくなります。
ぜひこの記事を参考に、上吊り引き戸の特徴を理解したうえで、ご自宅に合ったものを選び、後悔のない住まいづくりに役立ててください。









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