家づくり後悔ランキングTOP10|契約前に知るべき”重い後悔”と回避策


家づくりの打ち合わせが進めば進むほど、これでいいのか不安になる…



数学みたいに明確な答えがあればいいのにね。
打ち合わせが進むほど、不安が大きくなっていませんか?
営業担当の言うままに進めていいのか、35年ローンを組む決断が本当に正しいのか、迷いがなかなか消えない方って、多いんじゃないでしょうか。
住宅会社のサイトでは語られにくい本音の後悔こそ、契約前に知っておきたいものですよね。
この記事では複数の調査をもとに、本当に重い後悔と回避策を整理してみました。
あなたの家族に当てはまるものだけ押さえておけば、後悔を回避できるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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家づくりで後悔している人はどのくらい?まずはリアルな数字から
結論からお伝えすると、住宅購入者の約85%、注文住宅では9割以上が何らかの後悔を抱えています。
ここでは、「どれくらいの人が家づくりで後悔しているのか」、そして「なぜ家づくりは後悔が生まれやすいのか」を、わかりやすく整理していきます。
家づくりって、“完璧な正解”を探そうとするほど苦しくなりやすいものです。



だからまずは、「後悔ゼロじゃなくても大丈夫なんだ」と、少し肩の力を抜きながら読んでみてね!
住宅購入者の84.4%が後悔・不満あり(フリエ住まい総研調査)
フリエ住まい総研が住宅購入経験者346名に実施した調査では、約85%(84.4%)が購入した住宅物件に何かしらの後悔・不満があると回答しました。
10人いれば8〜9人が後悔を抱えているという計算になりますね。



つまり、「自分だけが失敗したのでは…」と感じる必要はないということ!
むしろ、家づくりで「後悔ゼロ」を目指すほうが、実はかなり難しかったりします。
打ち合わせ中に不安を感じているのは、あなたが真剣に向き合っている証拠でもあるので、自信をもってください!
注目したいのは、後悔の理由の中には、「家族が増えて間取りが合わなくなった」「収入が変わってローンがきつくなった」など、“建てた後の人生の変化”が関係しているものも多いということです。
つまり、建てる時にどれだけ完璧を目指しても、ライフステージが変われば「もっとこうだったら…」はどうしても出てきてしまうということ。
だからこそ大事なのは、“後悔をゼロにすること”ではなく、あとから生活を大きく苦しくするような「重い後悔」をできるだけ避ける、という考え方が大事になります。
注文住宅は9割以上が後悔している(アットホーム調査)
アットホームが228人を対象に実施したアンケート(2024年4月)では、9割以上の人が注文住宅の建築で後悔したことがあると回答しています。
注文住宅は決めることが多くて自由度が高いぶん、「こうすればよかった」が生まれやすいのも現実だったりします。
戸建てとマンションの差も明確で、フリエ住まい総研の調査では戸建て購入者の後悔率がマンション購入者より13%以上高いという結果でした。



決める項目が多いほど、後悔の発生確率は上がってしまうんだね。
主要調査の結果は以下の通りです。
| 調査機関・会社 | 対象 | 後悔・不満ありの割合 |
| フリエ住まい総研 | 住宅購入経験者346名 | 84.4% |
| アットホーム | 注文住宅建築者228名 | 9割以上 |
| 南勝(間取りに限定) | 戸建て住宅居住者 | 56.6% |
数字を見てみると、「後悔ゼロの家づくりって、実はかなり難しいんだな」という現実が見えてきますよね。
だからこそ大事なのは、“完璧な家を作ろう”と頑張りすぎないこと。
まずはその力みを少し手放すところから、家づくりを始めてみましょう!
なぜ家づくりは後悔しやすいのか?決断項目の多さと修正のしにくさ
家づくりが後悔しやすい理由は、大きく3つあります。
- 決断項目の多さ:間取り・設備・素材・色・コンセント位置など、数百単位の選択を短期間で行う必要がある。
- 簡単に修正できない(完成後に変えられない):一度建てたら断熱・気密・構造はやり直せないことが多い。
- 生活シミュレーションの難しさ:正直、住んでみないと分からないことが多い。
注文住宅は妥協や確認不足のまま進みやすく、住み始めてから「こうしておけばよかった…」と気づくケースが少なくありません。
打ち合わせが進むほど、精神的にも体力的にも疲れが溜まってきて、後半になるにつれて判断が雑になりがちなのも家づくりあるあるです。
もし今、「もう何を決めればいいのかわからない…」と感じているなら、それは努力不足ではありません。
家づくりの仕組み上、多くの人が通る自然な流れなのです。
だからこそ大事なのは、全部を完璧にしようとすることではなく、「ここだけは譲れない」という優先順位の高い部分にしっかり力を使うことなんですね。
【重要前提】後悔ランキングを鵜呑みにしてはいけない理由とは?
結論から言うと、誰かの後悔が、そのままあなたの後悔になるとは限らないんです。
家づくりは、家族構成・予算・土地条件で優先順位は大きく変わります。
ここで押さえてほしいポイントは以下の3点です。
- 調査する会社や内容によって、“後悔ランキング1位”は意外と変わる
- 後悔の中には、「建てた後の生活変化」が原因のものも多い
- 自分の家族軸で優先項目を絞り込む必要がある
ランキングはあくまで参考程度に、あなたの家族にとっての「重い後悔」だけを押さえれば十分なんですよ!



それぞれの詳細を見ていこう!
調査によって1位は変わる(コンセントvs間取りvsハウスメーカー選び)
「家づくり後悔ランキング1位」と検索すると、サイトごとに違う答えが出てきて混乱した経験はありませんか?
実は、調査する会社やその内容・項目によって1位は大きく変わるんです。
いくつかの調査の1位を比較すると次のようになっています。
| 調査会社 | 対象 | 1位の後悔項目 | 割合 |
| リクルート(SUUMO) | 注文住宅3年以内建築者400名 | コンセントの位置 | 23.5% |
| フリエ住まい総研 | 住宅購入経験者346名(中古含む) | 間取り・レイアウト | 41.8% |
| 南勝(YouTube不動産) | 戸建て住宅居住者 | リビング階段など間取り系 | 14.3% |
調査対象が「注文住宅だけ」なのか、「中古住宅も含む全体」なのか、「戸建てのみ」なのかで、結果が変わるのは当然なんですよね。
たとえば住宅会社のサイトで「後悔ランキング1位はコンセントでした!」と書かれていても、それがあなたの家族にとっての“最優先”とは限りません。
だからランキングを見るときは、「これはどんな人を対象にした調査なんだろう?」と、一歩引いて見ることが大切です。
家族構成や生活スタイル、予算、優先したいことが違えば、参考になる部分も変わってきますからね!
後悔の半数は「建てた後の生活変化」が原因
フリエ住まい総研の調査では、後悔の理由として「家族構成の変化による間取り問題」や「収入変化による費用負担」など、建てた後の生活変化に関するものが多く見られました。
つまり、建てる時点でどれだけ完璧を目指しても、子どもが生まれる・独立する・転職する・親と同居するといった変化が起きれば、後悔は発生するということです。



これって、誰にも予測できないことだね。
だからこそ、家づくりでは「将来の変化に対応しやすい設計」が鍵になります。
具体策がこちら。
- 子ども部屋は後から部屋を分けやすいようにしておく(アコーディオンカーテン・建具などを使う)
- 将来1階だけで生活できるように考えておく(老後対応)
- あとで設備を増やせるよう、配線や配管に余裕を持たせておく
上記のように「将来のことは分からない」を前提に、“変化に対応できる余白”を残しておくと、後悔しにくくなります。
自分の家族構成・ライフスタイルで優先項目を絞り込む考え方
後悔ランキングの上位項目を全部対策しようとすると、情報量が多すぎて、途中で頭がパンクしてしまうことも…。
優先順位を絞るには、家族で次の3つをノートにまとめてみてください。
- 平日の朝、一番混雑する場所はどこか(動線の優先順位が分かります)
- 休日に家族が一番長く過ごす空間はどこか(広さ・採光の優先順位が決まります)
- 絶対に譲れない設備・空間は何か(予算配分の優先順位がはっきりします)
この3つが見えてくると、ランキング上位に入っている内容でも、「うちにはそこまで必要ないかも」と冷静に判断できるようになります。
たとえば、共働きで朝のキッチン渋滞が起きやすい家庭なら、コンセントの数よりも“家事動線”のほうが優先度は高くなるでしょう。
「全部大事」にしてしまうと、結果的に全部が中途半端になりやすいです。
だからこそ、“自分たちがどんな暮らしをしたいのか”を基準に優先順位をつけることが、後悔を減らす一番の近道になります。



もし、営業さんのペースに飲まれそうなときは、立ち止まって家族の優先順位に戻ってみてね!
家づくり後悔ランキングTOP10|本当に多い失敗はこれ
複数の調査を見ていくと、家づくりの後悔は間取り・コンセント・収納・資金計画・住宅性能の5つに集中していることが分かりました。
ここでは、その中でも特に多かった“後悔TOP10”を、実際によくある例と「どう防ぐか」をセットで分かりやすく紹介していきますね。



全部を完璧に覚えようとしなくて大丈夫!
今の打ち合わせでまだ決まっていないところや、「ここちょっと不安かも…」と思う部分だけ、気軽にチェックしてみて。
1位:間取り・生活動線の失敗(41.8%が後悔)
フリエ住まい総研の調査で、住宅購入者の41.8%が後悔した項目1位が「間取り・レイアウト」でした。
南勝の調査でも、「自宅の間取りに後悔がある」と答えた人は56.6%と、かなり多い結果に!
具体的な後悔事例がこちら。
- リビング階段で冷暖房効率が悪い
- リビングそばのトイレで音が気になる
- リビング吹き抜けで光熱費がかさむ
後悔した間取りランキングでも「リビング階段14.3%」「ウォークスルー型シューズクローク12.5%」「リビングそばのトイレ11.9%」が上位を占めていました。
対策としては、1日のタイムスケジュールを家族全員で書き出して、誰がどの時間帯にどこを通るかをシミュレーションするのがおすすめですよ。
SNSで見る「おしゃれな間取り」は、その家族の暮らしに合わせて作られているものです。
だから、見た目は素敵でも、あなたの家族には合わない可能性も十分あります。
“憧れ”より、“自分たちが暮らしやすいか”を基準に考えることが大切なんです。
2位:コンセントの位置・数(注文住宅では23.5%が不満)
リクルートが注文住宅3年以内建築者400名に実施した調査では、コンセント位置に23.5%、コンセント数に11.5%が不満と回答しました。
つまり、注文住宅では実質いちばん後悔されやすいポイントとも言えるんです。
よくある後悔の声
- 「家具を置いたら隠れちゃった」
- 「掃除機をかけるのに毎回差し替えが必要」
- 「キッチン家電が増えてタコ足配線になった」
もし修正する場合は、壁の解体や配線工事が必要で、1箇所あたり数万円〜のコストがかかってしまいます。
- 家具配置を確定してからコンセント位置を決める
- 各部屋の四隅すべてにコンセントを配置する
- キッチン・洗面所・書斎は想定より2口多めに設置する



多すぎたら使わなければいいだけ!足りないと毎日ストレスになってしまうよ!
3位:収納の量と配置のミス
SUUMO注文住宅によれば、施主から不満の声が最も集まるのが収納で、「収納は最近、失敗したと答える割合が増えてきた」と言われています。
リクルート調査でも収納不足は15.5%で2位にランクインしていました。
収納は、「たくさん作れば満足できる」というわけではありません。
本当に大事なのは、“量”より“設置する場所”。
キッチンで使うものはキッチン近くに、玄関で使うものは玄関近くにあるだけで、暮らしやすさはかなり変わります。
つまり、「どこに収納を作るか」が、使いやすさや満足度を大きく左右するんです。
収納系でありがちな失敗例
- ファミリークローゼットを2階に作ったけど、洗濯動線が悪くて使わなくなった
- パントリーがキッチンから遠くて、結局ストックを冷蔵庫横に置いている
- シューズクロークが大きすぎて、デッドスペースになった
これから家づくりをする方は、「どこに何をしまうか」を間取り図に書き込んでみてください。
どこにどんな収納を置くべきか見えてくるはずです。
4位:予算オーバー・資金計画の甘さ
フリエ住まい総研の調査では、後悔項目の2位が「費用面(ローンなど)」で22.9%という結果でした。
リクルートの2024年調査によれば、注文住宅の建築費用(土地代除く)の全国平均は3,415万円で前年より229万円増加、首都圏では3,943万円にまで達しました。
予算オーバーの主な原因は「本体工事費しか見ていない」こと。
実際には、付帯工事費・諸費用で総額の2〜3割が上乗せされるんですよ。
| 費用項目 | 全国平均 | 注意点 |
| 建築費用(本体) | 3,415万円 | 前年比+229万円 |
| 土地代 | 2,331万円 | 前年比+186万円 |
| 付帯工事・諸費用 | 本体の2〜3割 | 外構・地盤改良・引っ越し等を含む |
世帯年収の平均は987万円ですが、これはあくまで建てた人の平均。
返済比率は手取りの20〜25%以内に収めて、ボーナス払いに頼らない計画が安心・安全です。
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5位:ハウスメーカー・工務店選びを急いだ
「最初に行った住宅展示場で決めてしまった」「キャンペーンの締め切りに焦って契約した」という後悔は、とても多いです。
営業担当との相性、断熱性能(UA値・C値)の数値、アフターサービス体制を最低3社で比較しないまま契約するのは危険。
特に住宅性能の数値は、各社で大きな差があります。
比較する基準を持っていないと、どうしても「見た目がおしゃれ」「今だけキャンペーンで安い」という部分だけで判断してしまうことに…。
だからこそ、依頼しようと思ったハウスメーカーとの打ち合わせでは、「御社のUA値とC値はいくつですか?」と聞いてみてくださいね。



即答できない営業担当なら、性能を重視していない可能性があるかも!
ハウスメーカー選びは、家づくりで唯一「ゼロからやり直せる」決断です。
契約前ならまだ比較も見直しもできますよ!
6位:住宅性能(断熱・気密・遮音)の軽視
住宅性能の後悔は、住み始めてから毎日のストレスとして返ってくる「重い後悔」になり得ます。
「冬は思ったより寒い」「夏は暑くてエアコンが効きにくい」「外の音が気になって眠れない」といった声が多いのは事実としてあります。
注意したいのは、断熱・気密・換気・遮音は引き渡し後にほぼ直せない領域だということです。
間取りや設備とは「後悔の重さ」が根本的に違います。
契約前にUA値・C値を必ず確認し、断熱等性能等級5以上を最低ラインとして検討してみてください。
7位:部屋の広さ・数の見誤り
リクルート調査では「個室・リビングなどが狭い」が11.5%で3位タイにランクイン。
逆に「広すぎて持て余している」という後悔も少なくありません。
他にも
- 子ども部屋を最初から個別に作ったけど結局使わなかった
- 来客用の和室を作ったけど10年間使っていない
家族構成は10年単位で変わるため、最初から完成形を作らないという発想が大切です。
「将来ここをどう使うか、まだ分からないな…」というスペースは、最初から用途を決め切らないほうがうまくいくことも多いので、以下を参考にしてみてください。
- 子ども部屋は将来仕切れる1部屋で作る
- 和室は必要になってから増設できる位置に余白を残す
- リビングは家具を置いてから広さを実感できるよう余裕をもつ
8位:周辺環境・土地選びのリサーチ不足
フリエ住まい総研の調査で、後悔しないために重要視すべき項目の1位は「物件周辺環境の下見」で50.9%でした。
間取りや設備よりも、立地・周辺環境の確認が最優先ということが分かりますね。
というのも、土地は引き渡し後に変えられません。
「平日の朝は渋滞する」「夜になると街灯が少なくて怖い」「近所に騒音源があった」といった後悔は、現地の確認不足が原因。



最低でも平日朝・平日夜・休日昼の3回は現地に足を運ぶのがおすすめ!
9位:使わない設備・オプションへの予算配分
「営業に勧められて採用したけど、使っていない設備」の後悔って、意外と多いです。
床暖房・浴室テレビ・電動シャッター・食洗機の高グレードなど、なくても困らない設備に予算を割いた結果、本当に必要な収納や住宅性能にお金が回らなかったケースはよくあります。



判断基準はシンプルで、「なくて困るもの」だけ採用、「あったら便利」は外すこと。
打ち合わせ中は、その場の熱量もあって、「いいかも!」と気持ちが大きくなりやすく、冷静に判断できないことはよくあります。
だからこそ一度家に持ち帰って、家族で「本当に毎日使うかな?」と確認してみてください。
10位:外構・駐車場・庭の後回し
外構は最後に検討するため予算が残らず、「砂利だけのままで雑草がひどい」「駐車場が狭くて出し入れしにくい」「フェンスが足りずプライバシーが守れない」といった後悔が発生しやすいです。
外構費用は本体価格の10%程度(例:3,000万円の家なら300万円)を目安に、最初から予算に組み込むのがおすすめです。
後回しにすると、住み始めてから毎日気になり、ストレスの原因になってしまいます。
ランキング上位10項目を見ると、自分に当てはまるものと、そうでもないものが見えてきたのではないでしょうか?



全部対策する必要はありません。
気になる項目だけ、次の打ち合わせで確認してみましょう。
住宅会社が語りたがらない”重い後悔”とは?住んでから直せない3つのポイント
ここからが、この記事で一番お伝えしたいことかもしれません。
というのも、家づくりの後悔には、あとから工夫すれば改善できるものと、住み始めてからでは簡単に変えられないものがあるんです。
そこで、この章で扱うのは以下の3つ!
- 断熱・気密の不足(UA値・C値の確認)
- 構造に関わる間取り(耐力壁・配管位置)
- 窓の位置・大きさで決まる日射と通風
住宅会社のサイトでこうした話があまり深掘りされないのは、場合によっては自社に不利になる内容も含まれるからなんです。
だからこそ、契約前に第三者目線の情報として知っておく価値は大きいですよ。
断熱・気密の不足は冬の寒さ・夏の暑さとして毎日返ってくる(UA値・C値の確認)
「高断熱高気密の家にすれば、冬は暖かく夏も涼しいはず」と思って進める方は多いですが…
C値やUA値を確認しないまま建てた結果、「思っていたより寒い」「夏が暑い」と後悔する可能性があります。
断熱性能の見るときは以下を参考にしてください!
| 指標 | 意味 | 目安 |
| UA値 | 断熱性能 | 値が低いほど高性能。 ZEH基準で0.6以下 |
| C値 | 気密性能 | 値が低いほど高性能。 1.0以下が望ましい |
| 断熱等性能等級 | 省エネ性能の7段階等級 | 等級5以上(ZEH基準相当)が推奨 |
ここで重要なのは、断熱材の施工・気密処理・換気経路などは完成後に確認しにくいことなんです。
住み始めてから「なんだか寒いな…」と感じても、実は原因を特定するだけでもかなり難しいです。
しかも、設備や間取りのように後から比較的調整できるものと違って、住宅性能は簡単に直せないケースが多い。
この“あとから改善しにくい”という点が、後悔の重さにつながりやすいのです。
契約前のチェック方法は次の3つです。
- UA値・C値の数値を契約書または仕様書に明記してもらう
- 気密測定の実施有無を確認する(実施しない会社は要注意!)
- 第三者検査(ホームインスペクション)の導入を検討する



数値を出せない会社は、性能を重視していない可能性が高いと考えておくといいよ!
構造に関わる間取り(耐力壁・配管位置)は後から動かせない
「リビングをもっと広くしたい」「壁をなくして開放感を出したい」と思っても、構造上大事な壁は簡単には動かせないんですよね。
さらに、配管や配線も後から大きく変えるのは難しいので、将来リフォームしたくなった時に制限が出やすい…。
そこで特に注意したい項目は以下です。
- 構造に関わる壁の位置:将来「間取りを変えたい」と思った時、大きな制約になりやすいポイント
- 水回りの配管位置:キッチン・お風呂・トイレは、あとから大きく移動するのがかなり難しい
- 階段の位置:一度決まると簡単には変えられず、2階全体の間取りにも影響する
将来のリフォームや間取り変更を視野に入れるなら、契約前に「将来どこを変えたくなる可能性がありますか?」と建築士や設計担当に相談してみてくださいね。
将来の変化に対応しやすい構造にしておくと、20〜30年後に家族の暮らし方が変わっても、柔軟に合わせやすくなります。
窓の位置・大きさで決まる日射と通風はリフォームで取り戻せない
窓は「光と風の入り口」であり、位置・大きさ・向きで家の快適性が大きく変わります。
「冬の日射が入らず暗い」「夏の西日が暑すぎる」「風が通らずジメジメする」といった後悔は、後から窓を増設しても根本的な解決にはならないのです。
窓の位置に関して特に意識したい視点がこちら。
- 南面の窓:冬の日差しをしっかり取り込みやすくなるので、この面は少し大きめに確保しておきたいところ。
- 西面の窓:夏の西日対策が必須!サイズは小さめ+遮熱対策を。
- 対角線上の窓配置:風通しを確保するための基本ですね。
窓は外壁に穴を開ける構造のため、増設には外壁・断熱材の解体が必要で費用も大きくかかります。
さらに増設すると断熱性能が下がるリスクもあるため、契約前の窓計画が後悔を防ぐ鍵に!
ここまで読んで「自分の家のプランは大丈夫だろうか…」と不安になった方もいるかもしれません。



でも、“あとから直しにくい後悔”を意識できている時点で、もうかなり大きな一歩だよ!
次の打ち合わせでは、「なんとなく不安」で終わるのではなく、具体的に確認したいことを持って話せる状態になっているはずです。
いつなら間に合う?タイミング別・まだ修正できる後悔チェック
結論から言うと、家づくりって“今どの段階にいるか”によって、まだ修正できることと、もう簡単には変えられないことが分かれてきます。
でも、「もう遅かったかも…」と落ち込む必要はありません。
今のフェーズだからこそ、まだ打てる対策もちゃんとありますよ!
まずは、「自分は今どの段階にいるのか」を整理しながら、対応できる範囲を確認してみてくださいね。
タイミング別に見ると、修正しやすいポイントはこんな感じです。
| フェーズ | 修正できること | 修正が難しいこと |
| 契約前 | ほぼすべて(メーカー変更含む) | なし |
| 着工前 | 間取り・コンセント・収納・窓 | ハウスメーカーの変更 |
| 上棟後 | 内装・設備・建具 | 構造・間取り・窓位置 |
| 引き渡し後 | コンセント増設・収納追加・外構 | 断熱・気密・構造 |
契約前:ハウスメーカー比較・住宅性能・予算配分はまだ全部やり直せる
契約前は、家づくりで唯一「すべてゼロからやり直せる」フェーズです。
ハウスメーカーの変更、住宅性能の見直し、予算配分の組み直しまで、何でもできます。
逆に言えば、契約してしまうと選択肢は一気に狭まってしまいます。
契約前にやるべきことは次の3つ!
- 最低3社のUA値・C値・坪単価を比較する
- 総予算を「本体+2〜3割」で再計算する
- 家族の優先順位TOP3を文章化して全員の意見を合わせる
「契約を急かす営業」には要注意!!
キャンペーン期限を理由に契約を迫るケースがありますが、人生最大の買い物で焦って決めるリスクの方がはるかに大きいですよね。



1週間持ち帰って家族で話し合う勇気を持ってみてください!
着工前:間取り・コンセント・収納はまだ変更可能
着工前なら、間取り・コンセント位置・収納配置・窓の位置などはまだ変更できます。
設計変更には追加費用が発生する場合もありますが、住み始めてから後悔し続けるコストに比べれば負担は軽いです。
着工前での最終チェックポイントはこちら。
- 家具配置を実寸で図面に書き込み、コンセント位置と照合する
- 1日のタイムスケジュールで動線をシミュレーションする
- 各収納に「何をしまうか」を書き込み、デッドスペースを潰す
「もう図面は確定しているから…」と諦めず、違和感がある部分は遠慮なく担当者に変更してほしい旨を伝えましょう。
上棟後:内装・設備・建具なら間に合う場合がある
上棟後は構造が固まっているので、間取りや窓の変更はほぼ不可能なんですね。
ただし、内装の色・床材・建具・設備のグレードなどは、まだ変更できる可能性があります。
担当者に「変更可能な範囲」を確認してみてくださいね。



上棟後で意識したいのは、「直せないことに執着しない」こと。
完璧主義を引きずると判断疲れが加速してしまいます。
変えられることに集中するほうが、最終的な満足度は高くなりますよ。
引き渡し後:コンセント増設・収納追加・外構はリフォームで対応可
引き渡し後でも、後悔のすべてが取り返せないわけではありません。
リフォームや後付けで対応できる項目を整理してみましょう。
| 後悔項目 | 対応方法 | 費用目安 |
| コンセント不足 | 増設工事 | 1箇所あたり数万円〜 |
| 収納不足 | 後付け収納・造作棚 | 数万円〜数十万円 |
| 外構の不満 | 外構リフォーム | 規模により50万〜300万円 |
| 照明の不満 | 照明器具交換 | 数万円〜 |
逆に、断熱・気密・構造・窓位置は引き渡し後の修正がほぼ不可能です。
だからこそ、契約前にしっかり比較して後悔のない選択をしましょう。
ここまでで「もう遅い」と思っていた方も、自分のフェーズで打てる手があることに気づけたのではないでしょうか?
諦める前に、まずは現在地を確認してみてくださいね。
後悔しやすい人・しにくい人の違いとは?向いてる進め方の特徴
結論から言うと、後悔しにくい人は「自分軸の優先順位」と「あえて決めすぎない勇気」を持っています。
後悔する人は性格や運の問題ではなく、進め方の問題なのです。
ここで押さえてほしいのは以下の3点です。
- 後悔しやすい人の特徴
- 後悔しにくい人の進め方
- 自分はどちらのタイプかセルフチェックしてみましょう
後悔しやすい人の特徴:SNSや他人の家を基準にしている/決断を急いでいる
後悔しやすい人には共通する特徴があります。
次のような状態に心当たりはありませんか?
- インスタの「家づくりアカウント」を見るたびに自分のプランが見劣りして見える
- 友人や同僚の新築に遊びに行ってから、自分の選択に迷いが生じた
- 親や義両親の意見を断り切れず、自分たちの希望を後回しにしている
- 営業のキャンペーン期限に追われて、契約を急いでいる
- 打ち合わせのたびに違和感を抱きつつ、その場で「はい」と答えてしまう
これらに当てはまる方は、判断軸が他人や外部の状況に置かれている状態にあります。
家を建てるのも住むのも、あなたとあなたの家族ですよね?
他人の正解は、あなたの正解ではありません。



SNSで見るおしゃれな家って、実はその家族の暮らし方や予算に合わせて作られているもの!
同じ間取りを真似しても、あなたの家族には合わない可能性が高いです。
まずは、憧れと自分軸を切り分けるところから始めてみてください。
後悔しにくい人の特徴:家族の優先順位を文章化している/”決めないこと”を決めている
逆に、後悔しにくい人の進め方にはこんな特徴があります。
- 家族の優先順位TOP3を紙に書き出して、全員で合意している
- 「これは決めない」「将来の自分に委ねる」項目をあえて作っている
- 営業の提案に即答せず、「家に帰って検討します」と持ち帰る
- 完璧を目指さず、「許容できる後悔」をあらかじめ決めている
- 第三者(FP・建築士・経験者)の意見を意識的に取り入れている
特に重要なのが「決めない勇気」です。
すべてを完璧に決めようとすると判断疲れで雑な選択が増えてしまいます。
将来の生活変化に委ねる余白を残すほうが、結果的に満足度は高くなるんですよ。
家族の優先順位を文章化するメリットは、打ち合わせで迷ったときの判断基準になること。
「これは優先順位TOP3に入っていないから、シンプルでいいや」と即決でき、判断エネルギーを温存できますよ。
自分はどちら?打ち合わせ前のセルフチェック
次の打ち合わせ前に、以下の5つの質問に答えてみてくださいね。
| 質問 | YES/NO |
| 家族の優先順位TOP3を言語化できているか | |
| 営業の提案に即答せず、持ち帰って検討できているか | |
| 「これは諦める」と決めた項目があるか | |
| パートナーと意見が割れたとき、決定権の所在が決まっているか | |
| 完璧な家を目指していない(許容できる後悔を決めている)か |
YESが3つ以上なら、後悔しにくい進め方ができていると言えます。
2つ以下なら、一度立ち止まって優先順位の整理から始めてみましょう。
家づくりで後悔しないための7つの注意点|契約前にやるべきこと
結論は完璧を目指さず、重い後悔だけ潰せば、満足度は十分に高まりますよ。
ここでは、家づくりで後悔しないための実践的な7つのアクションを紹介します。
①周辺環境は時間帯・曜日を変えて最低3回現地確認する
フリエ住まい総研の調査では、後悔しないために重要視すべき項目の1位が「物件周辺環境の下見」で50.9%でした。
間取りや設備よりも、周辺環境の確認が最優先という結果なんですね。
確認すべきタイミングは以下の3つです。
- 平日朝(7〜9時):通勤通学の渋滞・駅までの混雑・通学路の安全性を見てみる。
- 平日夜(19〜22時):街灯の明るさ・治安・近隣の騒音は大事!必ずチェックして。
- 休日昼(13〜16時):人通り・周辺施設の利用状況・買い物動線も生活する上で大事なポイント。
土地は引き渡し後に変えられません。
たった3回の現地確認で、一生の後悔を防げる可能性があるなら、足を運ぶ価値は十分にあると思いますよ。
②知識ある第三者(FP・建築士)の意見を入れる
フリエ住まい総研の調査で2位だったのが「知識ある第三者のアドバイス」で42.8%でした。
住宅会社の営業担当は、契約獲得が仕事。
だからこそ、売る側ではない“中立的な立場”から意見をもらえる価値って、実はかなり大きいんですよね。
相談先の例
- ファイナンシャルプランナー(FP):住宅ローンの返済計画・総予算の妥当性など。
- 一級建築士・ホームインスペクター:図面チェック・施工品質の確認をしてくれる。
- すでに建てた経験者:実生活での後悔と満足ポイントのリアルな声が聞ける。
費用はかかりますが、数千万円の買い物で数万円のセカンドオピニオンをケチるリスクの方が大きいと言えるのではないでしょうか。



私もお世話になった、FP1級をもつ中立的なFPさんに無料でライフプラン作成をお願いできるので(通常は1万円以上)、ご興味のある方は、お気軽にご連絡くださいね!
③家族の優先順位TOP3を紙に書き出して全員で合意する
打ち合わせで迷ったときの判断軸として、家族の優先順位を必ずノートに書き出してみてくださいね。
書き出す項目の例
- 共働きで家事動線を最優先したい
- 子どもの勉強を見守れるリビング設計にしたい
- 老後を見据えてバリアフリーを意識したい
- 趣味のスペース(書斎・ガレージ)を確保したい



夫婦・家族で合意した文章があると、「これはTOP3に入っていないからシンプルでいいね」という判断が即座にできるようになるよ。
④総予算は本体工事費+2〜3割の余裕を見込む
リクルートの2024年調査によれば、注文住宅の建築費用(土地代除く)の全国平均は3,415万円、首都圏では3,943万円です。
土地代の全国平均は2,331万円。



ただし「建築費用」だけ見て安心するのは危険だよ!!
以下のような費用が本体工事費の2〜3割として上乗せされることを覚えておいてください。
- 付帯工事費(外構・地盤改良・給排水引き込みなど)
- 諸費用(登記・ローン手数料・火災保険など)
- 引っ越し費用・カーテン・照明・家具・家電
総予算は最初から「本体工事費+2〜3割」で計算し、住宅ローン返済比率は手取りの20〜25%以内に収めるのが安全ラインと言えます。
⑤ハウスメーカーは最低3社、住宅性能(UA値・C値)の数字で比較する
ハウスメーカー選びは、最低3社を比較し、特に断熱性能(UA値)と気密性能(C値)の数値で比べてみてください。
比較表のテンプレート
| 比較項目 | A社 | B社 | C社 |
| 坪単価 | |||
| UA値 | |||
| C値 | |||
| 断熱等性能等級 | |||
| 気密測定の実施有無 | |||
| アフターサービス期間 |



数値で比較すると、見た目やキャンペーンの安さに惑わされなくなるよ。
⑥オプションは「なくて困る」ものだけ採用、「あったら便利」は外す
打ち合わせの熱気で「あったら便利そう」と採用したオプションが、住んでみたら使われていない。
これは家づくりでよくある後悔パターンですよね。
判断基準は次の質問でシンプルに決められますよ。
- なくて毎日困るか? → YES なら採用
- あったら便利そう? → NO(外す)
- 営業に勧められたから? → NO(外す)
迷ったら一度家に持ち帰り、家族で「本当に毎日使うか」を確認してみてくださいね。



打ち合わせの場で即決するのはNG!冷静な判断ができないからね!
⑦完璧を目指さず、許容できる後悔を決めておく
家づくりで完璧を目指すと、判断疲れで雑な決断が増えてしまいます。
住宅購入者の85%、注文住宅では9割以上が後悔している現実を踏まえれば、後悔ゼロは現実的に不可能なんだと割り切ることも大切です。
「コンセント1〜2箇所の不足は許容する」「収納が少し足りなくても後付けで対応する」など、あらかじめ「許容できる後悔」を決めておくと、力を入れるべきことに集中できます。
完璧主義を手放す勇気こそ、後悔を最小化する最大の武器になるんです!
家づくりの夫婦・親との意見対立で後悔しないためには?
結論から言うと、間取りや設備の後悔より、人間関係による後悔の方が長く尾を引いてしまいます。
ここでは、「感情的な後悔」を整理していきましょう。
夫婦で意見が割れたとき:使う頻度の高い人に決定権を渡す
キッチン・収納・書斎・玄関など、項目ごとに「使う頻度の高い人」を決定権者にする方法が有効ですよ。
たとえば次のようなルール分担が考えられます。
- キッチン・パントリー → 主に料理する人
- 書斎・ワークスペース → 主に在宅勤務する人
- 玄関収納・シューズクローク → 子どもの送り迎えをする人
- リビング → 家族全員(最も合意が必要ですよね)
「公平に半分ずつ」では、結局どちらも妥協して両方が後悔してしまいます。
使う人が決めるというルールを最初に設けておくと、打ち合わせがスムーズに進み、住んだ後の不満も減りますよ。
親の意見を入れすぎた後悔は10年残る
「親が出してくれた援助があるから、意見も聞かないと」「義両親が和室を希望しているから」と、親の意見を優先しすぎたことで生まれた後悔は10年経っても引きずるケースが多いです。
親の意見を取り入れるか判断する基準は、次の3つを参考にしてみてください。
- 援助の有無と意見の重みを切り離す
- 「住む人」の生活実態に合うかを最優先する
- 親が同居・頻繁訪問するかで判断する
援助してもらえることには、もちろん感謝しましょう。
ただ、「お金を出してもらった=全部の決定権を渡さなきゃいけない」ではないはずです。
実際にその家で暮らしていくのは、あなたたち夫婦と子どもたちです。
だからこそ、今だけではなく、10年後・20年後の暮らしまで想像しながら、「どこまで意見を取り入れるか」の線引きも大切になってきます。
「これは譲らない」リストを家族で共有しておく
夫婦それぞれに「絶対に譲れない条件」を3つだけ書き出し、お互いに共有しておくのがおすすめです。
以下のように整理してみてください。
| 夫 | 妻 |
| 書斎を1部屋確保 | 対面キッチン |
| ガレージ付き | ファミリークローゼット |
| 太陽光パネル | 浴室の窓 |
それ以外の項目は「相手の意見を尊重する」と決めておくだけで、打ち合わせの議論が劇的に減ります。
お互いの「絶対」を尊重し合える関係性こそ、後悔しない家づくりの土台になってくれますよ。
まとめ|後悔ゼロは目指さなくていい!”重い後悔”だけ潰そう
最後にお伝えしたいのは、家づくりで後悔ゼロは不可能だということ。
ただ、直せない事柄だけを契約前になくしておけば、十分満足できる家を建てられます。
だからまずは完璧主義を手放して、家族の幸せを優先する選択を意識しましょう。
そして疑問点や不安なことがあれば、一人で抱え込まずに営業担当者はもちろん、家づくり経験者などに必ず相談してくださいね!








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